子供が骨折…三角巾替わりのアームホルダーの作り方

手芸

こんにちは、いちのです!次男の骨折が完治して早1ヶ月が経とうとしています。

今回は、次男の右腕骨折時に重宝したアームホルダーの作り方をご紹介します!

アームホルダーって?

↓アームホルダーってこういうのです!

アームホルダー

要するに、三角巾の代わりに装着しやすいやつです。
「アームホルダー」「アームスリング」とかで検索すると色々出てくると思います。

三角巾って、ほつれてきちゃったり、ずれてきてむずびなおしたり結構面倒ですよね。
子供だと特に!

アームホルダーならズレてもさっと直せるし、三角巾より全然ほつれてこないし。
約1ヶ月ほどの腕吊り期間(幼児の場合)を少しでも快適に過ごすために、骨折の診察を受けたその日から作り始めました。

作ってから改良したりして、最終的に落ち着いた形ができるまで1週間近くかかりました。。。笑


↑こういうの。
買ってもよかったんだけど、1ヶ月しか使わないのにそんなにお金出したくない。。←ケチ
もっと可愛くない手ごろなお値段のものもあるけど、どうせ届くのに数日かかるなら。。。と。

家にある余り布と少しのパーツ買い足しでできそうだったので、作ってみました。

作り方

今回作るにあたって、こちらの2つのページを参考にしました。

材料

  • 型紙用の紙
    • 新聞でもチラシでもなんでも良いです。
  • 表布
    • 30cm×30cm 1枚
    • ちょっと厚みのあるオックス生地が使いやすかったです。
  • 裏布
    • 30cm×30cm 1枚
    • 通気性等も考え、タオル地やガーゼ等にすると良いと思います。
  • 肩紐用のベルト
    • アクリルテープ 25mm 85cmくらい
  • アジャスター
    • 25mm 1個 長さ調節用。
  • 差し込みバックル
    • 25mm 1個 つけ外しが楽になります。
  • 角カン
    • 25mm 1個 手首側の肩紐取り付け用です。
  • ボタン
    • ぱちっととめるタイプのボタン 1個
    • スナップボタンやアメリカンホック等、自分の使いやすいもので良いです。

肩紐関係の部品わかりにくいかもですが、それぞれこんなやつです↓

アジャスター
差込バックル
角カン

※2歳児に作ったサイズです。サイズによってもっと大きな布やテープが必要になります。

1.型紙を作って布を裁つ

まずは型紙です。

割とアバウトでもできるので、チラシに適当に書いて作りました。

全体の横幅は肘から指先くらいを目安に長さを測って決めました。

縦も横も使う人にあわせて測って決めてみてください。

因みにこのサイズ、うちの2歳の子の場合、縦のサイズが足りませんでした。
包帯の厚みによってはボタンが閉まらないことも。
万が一また作ることがあったら絶対もっと縦幅を長めにとります。

使う布の種類にもよりますが、裏布にガーゼを使う場合なんかは特に、先に水通し?しておくことをお勧めします。
水通ししておかないと後で洗濯したときに結構縮みます。
裏布だけ洗濯で縮んだりすると、表布側がくしゃっとなってカッコ悪いです!

2.表布・裏布を縫う

表布も裏布も、中表に折ってカーブ部分を縫います。

縫い終わったら、折った方の端の布が繋がっている部分と、カーブ部分に数か所、切込みを入れます。

縫った糸を切るとそこからほつれてしまうので気を付けてください!

ちょっと面倒かもしれませんが、ここで縫い代を割ってアイロンをかけておくと仕上がりが少しきれいになります。

3.表布・裏布をあわせて縫う

表布と裏布を中表に重ねます。

縫い代1cmでぐるっと縫います。

ただし!肩紐を付ける部分(肘側と手首側)と、布をひっくり返すための穴部分縫いません

縫う部分・縫わない部分がわかりやすいようにしるしをつけると良いと思います。

私はよくしるしをつけずにやって全部縫ってしまってかえって面倒なことになります。

ここでも先に縫い代を割ってアイロンしておくと、次の作業がちょっと楽になりますよ!

4.布を表に返してアイロン

さきほど縫わずに開けておいた手首側の穴から、布をひっくりかえします。

そのままだとさっき縫った部分がぼわぼわ広がってしまうので、布の端の部分にアイロンをかけて、しっかり折り目をつけます。

このとき、さっき縫わなかった部分も1cmで内側に折ってしっかり折り目をつけてください。

5.肩紐を差し込んで端を縫う

図で説明することに限界を感じたので完成品の写真で失礼しますorz

ひじ側

肘側には8cmくらいの長さに切ったアクリルテープを、
差し込みバックルの「さされる側」の穴に通して差し込みます。

アクリルテープの中央 と 肘側の縦の縫い代ライン が合うように位置を合わせます。
位置をあわせて1cmくらい差し込んだら待ち針やクリップでおさえておきます。

手首側

手首側のアクリルテープは10cmくらいに切ります。
角カンを通して、端1cmくらいを手首部分の両側に差し込んで、待ち針やクリップでおさえます。

ここまでできたら、端から2mmくらいの位置で周りをぐるっと縫います。

ミシンだと手首のアクリルテープの部分が難しいかもしれません。
最初は片側だけ差し込んでおいて、もう片方は縫う直前に差し込んだりして工夫して縫ってください。

6.アクリルテープをつける

アクリルテープを38cmくらいに切ります。

※このサイズは使う人にあわせて実際に体にあててみて決めてください。

手首側の角カン・アジャスター・差し込みバックルの「さす側」に通して、2箇所を縫い留めます。

私はミシンで数回往復するように縫いました。

アクリルテープの端はそのままだと写真のようにほつれてくるので、

ライターで炙ると良いそうです。綿100%だと燃えちゃうので注意!

ボンドで固めても良いですが、洗濯すると溶けてベタベタになります。

こちらも素材に注意!です。

7.ボタンをつける

さっきと同じ写真ですが参考に。。。

真ん中の角のあたりにボタンをつけます。

これがないと使用中に真ん中のあたりが開いてきちゃいます。

ボタンの付け方はボタンの説明書を見ながらつけて下さい。

完成!

いかがでしょうか。

裁縫初心者でもそんなに難しいものではないと思います。

お子様なら特に、好きなキャラクターで作ってあげると喜んでつけてくれると思います。

まあ、作る機会なんてない方が良いですけどね!